誰でも分かる!「から」と「ので」の違いは?

その違いって何?ややこしい日本語の区別

この質問、よく聞かれますよね。日本語初級の授業では、先に「から」を教えるんですが、必ずと言っていいほど、

学生
学生

「『から』と『ので』って何が違うんですか」

と聞かれます。辞書をひくと、

「から」理由・原因を示す

「ので」原因・理由・根拠・動機などを表す

とあります。

この説明では、当然そのニュアンスの違いは伝わりません。ではどうするか。

意味の導入と接続を教えた上で、コトリはクイズをします。

コトリ先生
コトリ先生

「から」の前は、みんなが知っている当たり前の理由だよ。

「ので」の前は、みんなが知らない個人的な理由だよ。

じゃあ質問!

次の例文の下線部にはどちらが入るかな?

学生
学生

なので!

コトリ先生
コトリ先生

じゃあ、これは?

学生
学生

だから!

コトリ先生
コトリ先生

そうですね。

次に黒板を見て、考えてください。

みんなが、お腹が痛くて学校を休みたいとき、

コトリ先生に何と言いますか。

学生
学生

お腹が痛いので、学校を休みたいです。

コトリ先生
コトリ先生

正解。もし、「お腹が痛いから」を使ったら、

私がお腹が痛いことをみんなも当然知っているでしょう?

休むのは当たり前だよね?というわがままなニュアンスが入ってしまうよ。

気をつけてね。

という感じで説明します。実際は「から」も「ので」も同じように使うケースも多々ありますが、お願いするときに「から」を使うのは印象が悪いことだけは、今度の社会生活のためにもきちんと教えるようにコトリは心掛けています。

必ずと言っていいほど出る質問「から」と「ので」の違い。

コトリは学生から聞かれる前に説明するようにしています。

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