「意向形+と思っています」「つもりです」「予定です」の違いって何?

その違いって何?ややこしい日本語の区別
学生Mくん
学生Mくん

今日の午後、友達の家に行こうと思っています。

友達の家に行くつもりです。

友達の家に行く予定です。

コトリ先生、この3つは全部同じですか?

コトリ先生
コトリ先生

そうですね、3つとも「plan」の意味です。

意味は似ていますが、ニュアンスや使用するシチュエーションは少し違います。

じゃあ、今回は、この3つの違いについて、解説していきます。

まずは1つずつ復習しましょう。

意向形+と思っています。

意向形+と思っています」は話し手の意思や計画を相手に伝える時の表現です。

つまり、「〜したい!」という気持ちで、どうすればそれができのるか、考えていること。

Cさん
Cさん

私は今、大学で経済を勉強いています。

将来何がしたい?

「自分の会社を作ろう」前から考えていました。

コトリ先生
コトリ先生

会社を作ろうと思っています

学生Mくん
学生Mくん

もうすぐ夏休みです。国へ帰りたいです。

ですから、チケットも買いました。家族にも連絡しました。

コトリ先生
コトリ先生

夏休みに国へ帰ろうと思っています

重要なのは、「その計画を実行しようと今まで考えてきた」ということです。

ちなみに、みんなの日本語31課では、「意向形+と思っています」を導入しますが、「意向形+と思います」も間違いではありません。「思います」発話時点で考えたことを表します。「思っています」前からずっと考えていたことを表します。「将来の夢」は以前から考えていたことなので、「意向形+と思っています」を使います。

V辞書形/Vない形ない+つもりです。

「つもりです」は話し手の意思や計画を相手に伝える時の表現です。

つまり、「〜したい!」という強い気持ちで、どうすればそれが実現できのるか具体的に考えていること。

「意向形+と思っています」とはほぼ同じですが、その違いは、決心の度合いが高いことです。

ですから、単純な今日明日のスケジュールを伝える時は、使いません。

しかし、初級の学生に教えるときには、この2つは同じ意味だと教えることが多いです。

「夏休みに国へ帰ろうと思っています」=「夏休みに国へ帰るつもりです」

学生Mくん
学生Mくん

私は日本が大好きです。

コトリ先生
コトリ先生

この学校を卒業したらどうしますか。

学生Mくん
学生Mくん

日本で就職するつもりです

いくつかの会社から内定をもらっています。

国へは帰らないつもりです

V辞書形/Nの+予定です。

「予定です」は、これから行われることが既に決まっている時の表現です。話し手の意思はありません。

100%行います。ですから、遠い予定にはあまり使いません。近い確実な予定です。

導入時はカレンダーなどを見せてスケジュールの確認をしながら教えます。

コトリ先生
コトリ先生

部長の今週の予定を教えてください。

Cさん
Cさん

明日、部長は出張にいく予定です。金曜日は会議の予定です

まとめ

コトリ先生
コトリ先生

3つの文型を確認していきます。

コトリ先生
コトリ先生

導入する時は、黄色い字のところを強調しましょう。

ここに合わせた例文だし、シチュエーション作りも大切ですね!

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