「〜て…」は〜が原因となり、…という結果が生じたことを表します。
その時に注意しなければならないことが、
ということです。
「意志表現がこない」ってどういうことですか?
どんな言葉が「〜て」のうしろに続くんですか?
簡単にいうと、「感情表現(気持ち)」や「可能形の否定形」です。
「うれしい」「楽しい」「心配」「困る」などの気持ちや、「食べられない」「間に合わない」「分からない」などの可能の意味のある言葉の否定形です。
じゃあ、今回は「〜て」の教え方を解説します。
「〜て、(感情表現)」導入
昨日は私の誕生日でした。友達に花をもらいました。うれしかったです。
花をもらって、うれしかったです。
Cさんは日本語が上手です。Cさんは毎日10時間勉強していると聞きました。びっくりしました。
毎日10時間勉強していると聞いて、びっくりしました。
「〜て…」は、ある出来事がきっかけで、心の動きが起こったことを述べる表現です。
「〜て」の後には、「うれしい」「びっくりした」「困りました」「心配だ」などの感情を表す表現が使われます。
「〜なくて、(感情表現)」導入
私の家族は国にいます。日本へ来てから家族に会えません。さびしいです。
家族に会えなくて、さびしいです。
日本語の本を読みます。でも漢字が分かりません。困りました。
漢字が分からなくて、困りました。
「なくて…」は、ある出来事がきっかけで、心の動きが起こったことを述べる表現です。
「〜なくて」の後には、「うれしい」「びっくりした」「困りました」「心配だ」などの感情を表す表現が使われます。
「〜て/なくて、(感情表現)」練習
Mくん、黒板を見てください。例文を作ってみましょう!
「うれしいです」
宝くじが当たって、うれしいです。
Cさん例文を作ってみましょう。
「心配です」
メールの返事が来なくて、心配です。
「い形容詞–くて/な形容詞–で、(V可能形の否定形)」導入
「〜て」の「〜」が『い形容詞』『な形容詞』の場合も、うしろに続く文の原因や理由を表します。
そのうしろには可能動詞の否定形や可能の意味を持つ「できます」「分かります」などの否定形がきます。
これがほしいです。でも高いです。買えません。
高くて、買えません。
お金がなくて、買えません。
本を読みます。でも、難しいです。分かりません。
難しくて、分かりません。
私は野菜が嫌いです。この料理には野菜が入っています。食べられません。
野菜が嫌いで、食べられません。
まとめ
今回は「〜て…」の教え方について、解説しました。
「〜て」のうしろは、『感情を表す表現』または『可能形の否定形』です。
ここに気をつけましょう!
はじめましての方はこちら!
「ここに止めてください」「ここで止めてください」なにが違うの?→こちら!
「は」と「が」の違いって何?はこちら!
コメント