日本語初級授業で出てくるこの2つの文法。
文法辞典で調べてみると、
「〜たところ」ある行為が行われた直後
「〜たばかり」ある行為が行われた直後(話し手の時間的心理に基づく)
とあります。この説明では、当然その違いは理解できません。
じゃあ、どうするか。コトリはこう説明します。
コトリ先生
「〜たところ」はそれが終わって1分〜5分以内だよ。
コトリ先生は12時に昼ごはんを食べました。
12時2分に友だちが来ました。
そして「もう昼ごはんを食べましたか。」と聞きました。
コトリ先生は言いました。
「はい、今 食べたところです。」
コトリ先生
みなさんはいつ日本へ来ました?
みんな
去年の4月に来ました!
コトリ先生
じゃあ、もうすぐ1年が経つね。
どう?長かった?短かった?
Mくんはどう?
学生Mくん
とても短いと思います。1年はとても早いです。
コトリ先生
じゃあこう言います。
私は日本へ来たばかりです。
コトリ先生
自分が、「まだあまり時間が経っていない」と思うなら、1分前でも、3時間前でも、1週間前でも、1年前のことでも「〜たばかりです」が使えるよ。
ちなみにコトリ先生は、20歳になったばかりです。
(このジョークで笑うか笑わないかは、学生の日本語力と心の開き具合によります。)
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