日本語学校に通う留学生は、一日4時間授業を受けています。授業が終わったらすぐアルバイトに行き、それが終わったら宿題、家事と忙しい毎日を過ごしています。それを2年間続けるのですから、だんだん最初の新鮮さを失ってしまうのは想像に難くありません。日本へ来たばかりの時はキラキラした目で食いつくように授業を聞いてくれていた学生たちが、時間が経つにつれて、眠そうにしたり、イライラしていたり…2年間の中で誰でも必ずこういう時期が来ます。その時期を抜け、再び頑張り始めるのですが、コトリ調べではその時期は大体2年生の夏休み後。そんなときに「何か楽しく勉強できるものはないか」と考えたものを、今回は紹介します。
歌詞並べ替えゲーム
9 桜の花が
3 咲いているよ
6 きれいだね
8 …
1 …
そして、それを行ごとに切ってばらばらにしてまとめます。
授業に入ったら、ゲームの前にケータイを回収します。
そして学生をペアにして、切った紙のセットを渡します。
CDを流してペアで歌詞を正しく並び替えさせます。
答え合わせは、「9、3、6、8、1、…」と番号で言うと分かりやすいです。
ケータイを回収するのは、勝手に調べてしまうのを阻止するためです。
経験上、これは大切です。
そしてランダムに数字を振っておくと答え合わせが楽!
音楽を授業で使用する際の著作権の許可取りですが、先生が授業で使うために歌詞をコピーして配る場合、手続きは入りません。学生人数を超えてコピーする場合は、手続きが必要です。注意してください。
ディクテーションゲーム
歌詞をもとに下記のようにディクテーションシートを作ります。
抜く部分は、その学生がギリギリ分かるレベルの名詞や動詞、形容詞をメインにします。
(① )が
咲いているよ
(② )だね
授業に入ったら、ゲームの前にケータイを回収します。
またケータイ回収?!
もちろん。回収し忘れて、何度答えをバラされたことか…
一人ひとりにディクテーションシートを配ります。
CDを流して、シートに書き込ませます。
答え合わせは、黒板に①〜数字を書き、学生に板書させます。再度CDを流して、みんなで確認します。
みんなで歌ってみます。
音楽を授業で使用する際の著作権の許可取りですが、先生が授業で使うために歌詞をコピーして配る場合、手続きは入りません。学生人数を超えてコピーする場合は、手続きが必要です。注意してください。
今回はコトリがたまにやっている歌のゲームを紹介しました。
気分転換にもいいですし、それまで勉強してきた語彙が定着しているかの確認にもなりますよ!!
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教える前に!ややこしい日本語の区別はこちら!
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