みんなの日本語24課の復習
みんなの日本語24課で「あげます」「もらいます」「くれます」を勉強します。「あげます」と「もらいます」の違いを教えることはそこまで難しくないですよね。しかし「もらいます」と「くれます」がややこしい。ここでしっかり理解しないと41課で混乱します。
まずは24課の復習からはじめましょう。
「あげます」「もらいます」から復習します。
実際に学生を前に出して、物を使ってあげもらいをしてみましょう。
次は「もらいます」と「くれます」です。
「もらいます」と「くれます」は意味は同じです。
しかし、「くれます」は「私に」と常にセットです。
そして、主語が変わります。
「もらいます」は「もらった人」が主語になります。
「くれます」は「あげた人」が主語になります。
「くれます」は「私に」と常にセットということは、
「私に」が省略されることもよくあります。
みんなの日本語41課「いただきます」「くださいます」
24課の復習が済んだら、「もらいます」を「いただきます」に、「くれます」を「くださいます」に変換します。
41課は、目上の方から何かをもらったことを説明するとき、
両者の立場を考えて丁寧な言い方をする、という文型です。
ですから、2者を「学生である私」と「先生」で固定すると分かりやすいでしょう。
では導入していきます。
みなさんは学生ですね。
私は先生です。
学生と先生、
どちらのpositionが上ですか。
先生です。
Cさんが入学した時、先生が何をあげましたか。
私は先生に本をもらいました。
先生は目上なので、こう言います。
私は先生に本をいただきました。
Cさん、「くれます」を使うと、どうなりますか?
先生が私に本をくれました。
先生は目上なので、こう言います。
先生が私に本をくださいました。
「私は〇〇に〜をもらいましたorいただきました」の〇〇を「友だち」「家族」「先生」「店長」「友だちのお母さん」など色々変えて、どちらを使うか確認した後、例文を作らせて発表します。
次に、「〇〇は私に〜をくれましたorくださいました」の〇〇を変えて、どちらを使うか確認した後、例文を作らせて発表します。
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